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週4日勤務制度の大きな2つのメリット

1-1.多様な働き方が求められている
1-2.限定正社員という働き方
1-3.週4日正社員のメリット
1-3-1.持続可能な働き方
1-3-2.働く喜びを味わえる

1-1.多様な働き方が求められている

出勤時間を自由にして、好きな時間に働くことができるフレックスタイム制や
自宅で仕事ができるサテライトオフィスなどを採用されている企業も多いと思います。

介護事業所はどうでしょうか?
施設サービスを提供している事業所は、ほぼ例外なくシフト制をしいているともいます。
夜勤はどうでしょうか?2交代でしょうか、それとも3交代でしょうか。
夜勤後の勤務はどうでしょうか。

連続して夜勤が行われているでしょうか。夜勤と夜勤の間はどれくらい時間を空けているでしょうか。
ということで働き方は千差万別で、さまざまなシフトが存在していると思います。

在宅のサービスは、規則正しいかと思いきや、朝が早かったり終わりが遅かったりと、なかなか難しいことともいます。
高齢の方や小さなお子さんがいる中で働いている方も多いと思います。

夜勤ができる人もできない人も、週5日勤務できる人も2,3日しか勤務できない人もいます。
正社員として働ける方はいですが、そうでない人はパートタイムという働き方を選ぶしか選択肢がないのが現状です。

1-2.限定正社員という働き方

そこに一つの働き方が限定正社員という働き方です。

限定正社員というのは、ひとつの働き方ではありません。
例えば、転勤ができないような方にとっては、転勤がないという働き方を選択できる。1日に7時間しか働けない人は1日7時間という働き方を選択できる。
しかも、正社員という待遇でというのが限定正社員です。

いろんな限定正社員があるなかで、今回は週4日正社員という働き方を考えてみませんか。

週4日勤務して、週3日休むという働き方です。
1日当たりの所定労働時間は事業所によって6時間や7時間など状況に合わせて選択が可能です。
今回は、4日正社員のメリットを考えていきます。

1-3.週4日正社員のメリット

1-3-1.持続可能な働き方

様々な事情で正社員としての勤務ができない人も多数存在しています。
そんな人も生活があり、収入を得なければならないという状況も考えられるのです。
そのような方はやはり安定した収入を得られる職場を求めているはずです。
これまでは、正社員としてやっていけたが、続けられない事情が発生する可能性もあります。

家庭の事情で正社員としては無理だが、週4日6時間から8時間の決められた時間なら働ける人に安定した働き方を提供できる
また、週4日の勤務であれば、残業などにも耐えられます。
週5日勤務の人が休みの日に出勤すれば、休みは1日しかなくなるが、週4日の勤務の人であれば1日多く働いても2日は休日を確保できる。

そのような理由で、働く本人および職場で働く仲間双方にメリット生まれます。

1-3-2.働く喜びを味わえる

責任を持つことは必ずしもマイナス面だけでありません。
正社員として責任をもって努力するという姿勢が生まれます
働く人自身の意識は高まり、パートから週4正社員へといったキャリアアップとしても活用できます。

以上のように、会社としてのメリットが考えられます。
あとは、条件をどのようにするかです。

働きたいけどパートしかできないと考えていた主婦の方が応募し、戦力になるかもしれません。
現在週3日の勤務だったパートの方が限定正社員になって、意欲をもって働いてくれるかもしてません。
また、いままで正社員としてやってきたが家族の事情で働けなくなったときに、この働き方なら続けられそうだと優秀な人材を失わずに済むかもしれません。

いずれにしても、これならできるという人を採用し戦力化できれば、職場全体の戦力アップにつながるのではないでしょうか?
2018年有期雇用社員の無期転換申し込み権が発生します。
この機会に、無期雇用とともに限定正社員を選択できる制度をつくってみたらどうでしょうか?

ということで、今回は限定正社員(週4日正社員)を取り上げました。
優秀な人材を確保するには、先に動くことが大事ですよ。