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困ったとき「指定可能な文字以外が指定されています」とメッセージが表示された場合

健康保険や厚生年金保険の手続きを行っていると、あまり使われていない漢字を使った名前を見かけます。
書類の手続ならば、そのまま記入できるのですが、電子申請の場合は、

「指定可能な文字以外が指定されています」

というエラーとなってしまいます。

今回は、このような場合の対応をご紹介します。

入力可能な文字について

使用できる文字については、e-Govの以下のサイトに一覧がダウンロードできます。
私がよく目にするものだと「﨑」(上が立になっているもの)は使用できない文字となっています。

「﨑」の外に「㟢」「髙」などが当たります。

その他に住所などで使われる「&」、「Ⅰ」、「Ⅱ」、「Ⅲ」などがあります。

住所については、現在はマイナンバーを記載してあれば住所の欄は記入なしでもいけますね。

e-Govサイト:http://www.e-gov.go.jp/help/shinsei/attention/about_letters01.html

 

エラーとなってしまう場合

以下のようにするとエラーとなります。
ここでは、指定できない文字である「㟢」を使用して申請しようとしています。

試しにこの状態で【入力チェック】してみます。

 

 

このようにエラー表示されてしまいました。
修正の方法についてのリンクが表示されていますが、具体的な方法が示されていないようです。

使用できない文字の対応方法

対応方法は簡単です。
正しい文字を別紙にまとめて添付します。

以下の画像は、ワードで作成したものです。

まずは、ワードでも手書きでもよいのでこのような書類を作ります。

被扶養者(異動)届の場合は、このようになります。

これをPDFファイル(.pdf)で保存します。
画像のように通常の保存と同じようにメニューから【ファイル】を選びます。

 

 

【名前を付けて保存】を選びます。

 

ファイルの種類を「 PDF(*.pdf)」として保存します。
こうすれば簡単にPDF形式のファイルを作ることができます。

 

そのまま保存するとワード文書になってしまいますので、PDFファイルであることを確認してください。

 

e-Govに戻ります。
今度は、使用可能文字である「崎」に直します。

ここで念のため【入力チェック】

 

エラーがなければ、このようになります。

 

 

画面の下の方に、(添付書類)というところがありますので、以下のようにしておきます。

 

下の画像のように添付書類(ヨコの入力という画像)をクリックします。

 

先ほど保存しておいたPDFファイルを指定します。
後は、通常通り署名をしてから提出してください。

最後に

いかがだったでしょうか?
手順としては、添付書類を付けるだけです。

CSVファイル添付方式で行っている方につきましても、指定文字以外は使用できませんので、添付書類を付けて提出してください。

また、このような場合は通知書も電子公文書としては取得できず紙の通知書が送られてきます。
(あえて、紙の通知書を希望しない場合でも郵送での通知になります。)