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働き方改革で変わる6つのポイントと3つの人事課題(前編)
「働き方改革についてよくわからない」「何から取り掛かってよいのかわからない」
といった中小事業主様向けにパンフレットを作成しました。
パンフレットはこちら→働き方改革パンフレット
今回は、全編ということで3つの人事課題について説明しています。
・人材不足
・生産性向上&業務効率化
・魅力ある職場づくり&社員育成
上記の3つの人事課題について説明しています。
働き方改革を契機に貴社の課題解決を進めましょう
人手不足
「ハローワークに求人を出しても応募者がいない」「社員を採用しても、すぐにやめてしまい定着しない」
人材を募集しても、集まりにくくなっています。
では、どうしたらよいのでしょうか?
まずは、何のために人材が必要なのか考えてみましょう?
通常業務を行うために人材が不足しているからでしょうか?新規の事業を行うために専門のスキルや経験を持った人を雇いたいからでしょうか?
それによっても戦略は異なってきます。
本当に人を採用しなければならないのか、また、どのような人を採用したいのか考えてみてください。
続いては、どのような人をターゲットにして募集を行うかです。
誰でもいいから来てほしいでは誰も来ません。
仕事を探している人も、どこでもよいのではなく自分に最も適した職場で働きたいと思っているからです。
ほしい人材は男性でしょうか?女性でしょうか?
年齢はどうでしょうか?
小さな子供がいる主婦や外国人という選択もあります。
ターゲットを決めたら、それに応じた勤務体系や制度を整え、アピールすることです。
他の事業所にない勤務の仕方や制度でアピールできれば、本当は働きたいが自分に合ったところがないというような人材を採用できます。
現在、どのような問題があり、どのような仕事をやらせたいのか
そして、その仕事を行う上でどうすれば、仕事がしやすくなるのか考えるうえで、参考になる事例を紹介しているところもあります。
生産性向上 & 業務効率化
設備やITを導入して業務効率を図ろうとする事業主に、各種の補助金や助成金が用意されています。
国が推し進める働き方改革を加速させるための制度ですので、ぜひ利用してください。
IT補助金は、クラウドなどのシステムを導入する際に使用できます。
平成29年度から始まりましたが、平成30年度は導入費用の2分の1の費用が補助となります。
申請は、IT導入補助金の対象となるサービス事業所を通じて申請を行い承認を受けることで、支給されます。
クラウドサービスなどの場合は、1年間にかかる費用に対して支給されますから、初期費用や月々の費用を含め年間費用の2分の1が補助されます。
最大150万円ですので、設備を導入し業務効率を高めたいという事業所はチャンスです。
募集期間が決まっていますので、期限に注意して行ってください。
平成30年度の1次募集は終了。今後の予定についてはホームページ等で確認してください。
it補助金ポスター
その他の助成金情報
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- 人材確保等支援助成金・・・介護事業や保育事業、建設事業などの業種で離職原因となりうる問題に対して設備投資や制度設計を行った場合に助成されます。
- 業務改善助成金(リンクをご覧ください)
- 時間外等改善助成金・・・いくつかのコースがありますが、設備投資を行いその成果に応じて支給される助成金です。
魅力ある職場づくり & 社員育成
労働環境は多様化しています。
男性ばかりでなく女性や高齢の方も普通に会社で働くようになりました。
しかし、その状況は様々で家庭生活との両立に苦労されている方もたくさんいます。
出産や子育てを行う女性や、親を介護する人も急増しています。
多様な人たちが同じ場所で働くためには、その多様性を認め、様々な境遇の人が働き続ける環境整備が必要です。
このような職場環境を整備し、社員の育成に取り組む事業主への助成金制度があります。
- 両立支援等助成金・・・育児休業を取得して復帰させた場合や代替要員を採用した場合に支給される助成金です。
- 人材確保等支援助成金(リンクをご覧ください)
- キャリアアップ助成金(リンクをご覧ください)
長くなりましたので続きは、次回に