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電子証明書について
電子証明書の発行機関から電子証明書の交付を受けると下記のような拡張子 .p12 のついたファイルとなっています。
これは、PKCS#12形式というファイル形式です。
PKCS#12形式とは?
Public Key Cryptography Standard#12の略です。
この中には、電子証明書の他に電子署名に必要な秘密鍵と公開鍵が含まれており、安全に保存・転送するために作られたファイル形式です。
電子証明書の発行機関から電子証明書の発行をすると、.p12という拡張子のついたファイルが取得できると思います。
取得の方法は、専用のソフトを使ってダウンロードする方法や、直接CDやUSBメモリーで送付される場合があります。
e-Gov電子申請で使用する際には、通常このままの形式では使うことができず、インポートを行って使用できる形式に変換する必要があります。
外部連携APIソフトを利用して電子申請する場合
電子証明書のファイル形式については、インポート(ファイル形式の変換)を行って使用する旨の説明をしましたが、
外部連携APIソフトを使用して電子申請する場合については、このインポートは必要ありません。
.p12ファイル形式のまま電子署名を行います。
インポートの方法
インポートの方法は、e-Govのサイトの掲載されているので、ご確認ください。
e-Gov:電子証明書の取得
インポートした電子証明書の格納場所の確認方法
ここからは、電子証明書の中身を確認する方法についてお伝えしていきます。
確認方法としては、コマンドから確認する方法と、ブラウザから確認する方法があります。
コマンドから確認する方法
スタートメニューの横の検索窓に
certmgr.msc
と入力します。(上のコマンドをコピーして使用できます。)
画像のようになると思います。
certmgr.msc(証明書マネージャー)を開きます。
【個人】をダブルクリックします。
【証明書】をダブルクリック
インポートされた電子証明書ファイルが表示されました。
発行者や有効期間についての情報が表示されています。
詳細な中身を知りたい場合は、【詳細】タブをクリックするとこのような情報を確認することができます。
ブラウザから確認する方法
インターネットエクスプローラーから確認することもできます。
インターネットエクスプローラーを開き、【ツール(右上の歯車のマーク)】をクリック。
出てきたメニューから【インターネットオプション】を選択。
インターネットオプションのウィンドウの中から【コンテンツ】のタブに切り替えると【証明書】のボタンがあります。
このように、電子証明書が表示されました。
表示された電子証明書のところでダブルクリックすれば、電子証明書の情報を確認することが可能です。
コマンド入力の時と同じように、詳細タブに切り替えれば、詳細情報を確認できます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
電子証明書は、どこに保存されているんだろう?と思い調べてみました。
ワードやエクセルなどのファイルと違い、電子証明書は自分で任意の場所に保存することはできず、決まった場所に格納されるようになっていました。
それからe-Govのサイトから電子申請を行う場合は、電子証明書をあらかじめインポートする必要があるということもわかりました。
インストールして使うものだと思っていましたが、ファイル形式の転換はインポートというのですね。