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電子申請で用いる電子証明書を更新する方法

電子申請のイメージ

このページでは、電子証明書の有効期間が切れてしまうというときの電子証明書の更新手続きについて説明します。

1-1.最初の有効期間が切れてしまいそうなときは
1-2.法務局での手続き
1-3.電子証明書のインストール

1-1.最初の有効期間が切れてしまいそうなときは

最初は、短期間で電子証明書を取得するのがよいでしょう。
必要な手続きが電子申請でできるかどうかもやってみなければわからないこともあります。
実際にやってみると難しくて理解できないかもしれません。
今までの手続きと比べて時間がかかって仕方ないかもしれません。

そうしたリスクも考えると最初は試しに3ヶ月で取得して、確認したのち本格的に長期の電子証明書を取得するのが賢明です。

ということで、3ヶ月が経過して電子証明書を更新しなければということになったのです。

これまで更新という言葉をつかってきましたが、電子証明書は同じものを使えるようにするのではなく、あらたに電子証明書を取得する必要があります。
ですから、取得の手続きを行うこととなりました。

1-2.電子証明書の更新方法

電子証明書の取得方法は、初回に取得した手順と同じです。

以前パソコンにインストールしておいた商業登記電子認証ソフトから手順1を行います。

手順1とは必要な情報を入力すると申請ファイル鍵ペアファイルが作成されます。

申請ファイルはプリントアウトして、実印を押印しなければなりません。
代理人による申請の時には、申請ファイルの下の部分にある委任状にも実印を押印する必要があります。

鍵ペアファイルは、まずパソコンのどこでもいいのでフォルダを作成して保存しておきます。
そのあと、CD-RやDVD-Rに書き込みを行います。

1-3.法務局での手続き

ここまで出来たら、法務局へ申請に行きます。(※ここでは総務省の電子認証システムを用いた取得について説明しています。)
準備するものは

・実印を押した申請書
・印鑑登録カード
・鍵ペアファイルが入ったメディア(CD,DVDなど)

以上の3点をセットにして法務局へ行き、有効期限によって必要な印紙を購入し窓口に出せばあとは待つだけです。
20分ぐらい待っていると、呼び出され1枚の紙を渡され、

「これで手続きは終了です」と言われます。

1-4.電子証明書のインストール作業

しかし、電子証明書の取得手続きはこれで終わりではありません。

事務所に戻って使用するパソコンを開き、再び商業登記電子認証ソフトを起動させます。

電子証明書の取得にはシリアル番号が必要です。

このシリアル番号はさきほど法務局で渡された紙に記載してありますので、その通りに入力すれば電子証明書の取得完了です。
電子証明書を取得してファイルを開けば、自動的に電子証明書をインストールしてくれます。

2回目の電子証明書取得は、ご都合に合わせた有効期間のものを選択してください。
ということで、今回は電子証明書の有効期間が終了する場合の再取得について説明しました。